クラブ選手権 関東2次予選を終えて

昨日をもって平成27年度の全日本クラブ選手権の戦いが終了しました。

4年ぶりの本大会出場を目指しましたが、代表決定戦で1-2で東京代表のゴールドジムに惜敗し、あと一歩のところで代表権を勝ちとることができませんでした。

ここまでサポートしてきてくれたスポンサーの方々、選手の活動への理解をいただきました会社やご家族の方々、そして大会運営にかかわる方々に厚く御礼申し上げます。

 

今期のクラブ選手権関東予選の戦いを振り返ってみたいと思います。

昨年大会で茨城GGが優勝し関東連盟に出場枠が1枠増えたことで、加盟数の多い南関東と少ない北関東を関東大会として一緒に開催し、第5代表決定戦を設けるところから試合方式に大きな違いがありました。

南関東は神奈川・東京・千葉・埼玉・山梨でしたので、これらの強豪チームとの対戦を考えればよいだけでしたが、関東大会の抽選結果、神奈川1位のチームが組み込まれたのは栃木1位(全足利)と群馬2位(アゼリア館林)で会場は足利でした。

関東予選組み合わせ

過去対戦したことのないアゼリア、全国の頂点を狙える企業チームをも倒す力のある全足利、そして神奈川から3時間離れたアウェイでの戦い、大きな困難が予想されました。

それでも部員が行ってくれたデータ収集と分析によってアゼリア戦を優位に展開できたことは非常に助かりました。

アゼリア 000 000 000 0

横浜金港 221 010 00x 6

38歳のベテラン四日市投手がアゼリア打線を散発5安打無失点、9回完投わずか84球という素晴らしいピッチングで期待に応えてくれました。

打線も37歳のベテラン佐藤が5番に座り攻守に活躍、初回から打点をつけチームを優位に運んでくれました。

これも二人が平日のわずかな時間を自分の練習に費やす努力があったからですが、この年齢まで社会人野球を続ける選手の陰ながらの努力を若手選手は大いに見習うべきだと思います。

就職してからが、本当の意味での「社会人野球」だと思います。

そして、代表決定戦では1年間で3度目の対戦となる全足利となるわけですが、強者相手に後手に回ればなかなか自分たちの試合をさせてもらえないことは当然です。

序盤は全足利ペースで試合が流れましたが、中盤には5-7まで試合を戻すことが出来ましたが、結果力で押し切られ5-11で敗退してしまいました。

足利 004 201 301 11

金港 000 302 00x 5

先発星山は今季一番の出来と感じましたが、3回につかまりかけたところで中軸打者の圧力か、四球・死球と傷口を広げてしまい痛恨の4失点。

足利打線に通用すると思われる投手層が今シーズンは薄いため、星山を引っ張った結果、4回にも安打を重ねられ失点したところで三橋にスイッチ。すでに5点差。

その三橋も本調子とは言えず、3イニングで3番4番の同じ中軸打者に2打席とも安打を浴びて失点しまい苦しい投球が続き白田にスイッチ。

その白田も出だしは抑えるもやはり3番4番に連打を浴び失点。

采配が中軸に打たれたところで交代、という場面が続いたのも監督の判断の悪さだったかもしれません。

たられば、ではあるけれども中軸打者の前で交代させておいた方が生きのいい球で勝負できたのではないかと感じずにはいられない投手起用でした。

打線はキャプテン田中が3安打、平野が追撃のセンターオーバーのタイムリー2塁打、ベテラン佐藤も3度出塁するなど、社会人選手が5得点に貢献したものの、田中・平野の主軸の前にランナーを出せなかったことが大きな得点につながらず、リードした展開で投手を楽にさせることが出来なかったように思います。

この試合、スタメン9人中6名が社会人だったわけですが、昨日の第5代表決定戦ではメンバーや打順ががらりと代わった打線で挑むことになりました。

 

敗者復活1回戦では山梨1位の山梨球友戦。好投手平井君がどこまで投げ切るか、がポイントの試合になります。

過去2年連続で都市対抗西関東大会で対戦していますが、ともに中盤まで得点できず苦しんでいる投手です。

この試合には1番庄野、3番田中、5番佐藤の社会人が不在となり、それをカバーする若手選手の奮起が期待されました。

結果としては13-2と大きな点差で勝利することが出来たのですが、やはり5回まで無得点、散発2安打の7奪三振と全く打てない状況でした。

先発星山も綱渡りの投球で、何とか1失点でこらえているも、いつ交代を言い渡されてもおかしくない状況でした。

それが平井投手が6回に脚が痙攣してしまい、4連続四死球に大川のタイムリーで逆転を許したところで降板してしまうのだから夏の野球は本当にわからないものです。

代わった投手から安打やスクイズなどで6点を奪い、星山は以後余裕をもって投球することが出来るようになり、9回151球で2失点完投を果たしました。

就職して土日どちらかしか参加できない星山ですが、彼も平日に自ら練習をしている選手です。だからこの球数を夏場に投げぬくことが出来るのだと思います。

ただ、無駄球が多く、球数を減らしていくことは課題として残っていますが、他の投手を起用することなく最高の状態で代表決定戦へ準備することが出来ました。

第5代表決定戦では投手陣の駒が豊富で、打線も爆発力のあるゴールドジムが相手でしたが、相手の特徴を封じることが出来る先発ベテランの四日市と横手投げの白田が9回を2失点と素晴らしいピッチングをしました。

惜しかったのは2点を献上した回に、捕手斎藤が打者のスピンの利いたゴロを見送らずに捕球にいきファンブルし先頭打者を歩かせ、続く4番を抜いた球にひっかけさせ投ゴロを打たせたのをフィールディングのうまい四日市が捕球できずにそのままセンター前安打となり、大きなピンチを作ってしまった場面でした。

結果タイムリー安打と犠牲フライを打たれ2失点となるのですが、このイニングが勝敗を分けることになってしまいました。

金港打線は先発嶋田投手に8回まで三者凡退を5回喫し、ゲームチェンジできる打者は誰もおらず、投手力が高い時の1-1の個の戦いで勝てる打者はいませんでした。

ある程度足を封じられた時の戦い方は、個の力で打ち崩すしかないのですが、ゴールドジムや全足利、千葉熱血、YBCなど過去大事なところで対戦して負けてきたチームが持っている打者の個の強さを今の若手選手には残念ながらありませんでした。

6回に高橋優がライトオーバーの3塁打を放ち、失策がらみで得点するもそのあとが続かず、最終回に抑えの切り札・星野(バイタルネット~巨人~信濃)投手が登板し、失策で出塁したランナーを置いて主砲・平野がレフトに大飛球を打ち上げるも無情の逆風がレフトからライトに吹いており、フェンス手前で捕球され逆転2ラン、という最高の結果にはつながりませんでした。

その後も2死1・2塁まで攻めたて、大川が放った打球は三遊間へいい当たりでしたが、サードに捕球され万事休す。

あと数十センチずれていたら2塁ランナーの快速・濱が飛ばして同点に追いついていたことを考えると、ゴールドジムの守備力の高さも勝ち上がる大きな要素であったかな、と思います。

残念ながらこれでクラブ選手権への戦いは終了です。

 

夏のWヘッダーに向けてチームは、大型扇風機2機、OS-1、瞬間冷却材アイスパック、クエン酸、酸素缶、補給食・飲料、と乗り切るための様々な準備をしてきました。

そして、土曜日には本業があり、一度も派遣していただいたことのないEIRのトレーナーさんにもお越しいただき、炎天下の中、選手の身体のメンテナンスをしていただきました。

対戦相手は足がつったり痙攣したりする選手が多かったのですが、おかげさまで誰一人倒れることなく乗り切ることが出来たことは、ベストメンバーが組めなかったとはいえ、出場した選手たちがベストな状態で良いパフォーマンスを発揮してくれたからあと一歩のところまで来れた要因ではなかったかな、とも思っています。

本当にありがとうございました。

 

もちろんチームマネジメントをする立場では上位大会まで進むことは大切ですが、結果としてはいい試合をしても全国に行けなければ予選敗退でも一緒かな、と思っています。

再来週からは関東クラブ選手権に向けた戦いが始まります。

来季の選手権出場に向けて、良いスタートが切れるように頑張っていきます。

 

たくさんのご声援ありがとうございました。

 

監督 露木慎吾

 

追伸 この悔しさを忘れずに。

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