2015年の都市対抗が早くも幕を閉じてしまいました。
日本選手権は予選出場しないクラブチームがほとんどなので、クラブ同士の戦いではなく、都市の対抗戦とはいえ全国354チームの頂点を争う大会と言えるのはこの大会だけです。
最近は敗者復活トーナメント方式で開催されていたので、第2代表まで敗者復活で駆け上がると合計5試合を戦うことができていましたが、今年はブロックリーグ方式なので2試合でした。
ブロックで1位になればいいわけで、企業にしてみれば得失点差で1位でもいいので、一発勝負のトーナメントと違って気持ちの持ちようが違うかと思います。
クラブチームにとっては平日の月曜日を戦うのはいろんな意味で困難はありますが、この日に備えて頑張ってきたのでそれは結果とは何の関係もありません。
0-21x(7回コールド)
金港にいる選手の誰もが、こんな得点差で野球で負けた記憶はないと思います。
ものすごく恥ずかしい想いをしていると思います。
一生懸命やっているのだから、恥ずかしいと思う必要はない、と思う反面
一生懸命手を抜かずにやっているのにこの得点差は、「企業戦勝利」と高い目標を掲げることすら憚られるほどの痛みを感じます。
何か得られるものはあったでしょうか?
屈辱的な負け方をして、悔しい、この中から這い上がっていつか・・・そう思わなければこの敗戦は何も生きないと思います。
ロッカールームで相手の凄さを語っている選手もいましたが、それでは駄目です。
この大会で、この試合で、本気で負けられないと思って取り組んでいないから、悔しい試合後にそんな言葉が出てしまうんです。
クラブ選手権と同じように、そのぐらいの気持ちで戦っていれば、負けた時のショックは計り知れないと思います。
ベテランになれば、次の一年までが本当に長い道のりだと感じます。
若い選手にはまだまだこのクラブで、何かを成し遂げてやるんだ、という気持ちになれていないと思います。
でもそれは仕方ない、自分も若い時はそうだった。
それでも時間を共有してこのチームで主軸になったときに、そういう想いが強く出てくるものだと思います。
ここまでたくさんの応援をしてくださっている方々に、このような結果では恩返しなど程遠いです。
でも諦めません。
金属バット時代ではこんな試合はざらでした。
諦めるのは簡単でした。
でも諦めなかったから今があるし、2004年の25年ぶりのクラブ選手権全国大会、2013年の第2代表決定戦の死闘がありました。
これからも金港クラブはもっといいチームに成長します。
この屈辱の日を忘れずに、いつかお返しできるように、もっと努力していきます。
応援よろしくお願いします。
今年もたくさんの声援を、ありがとうございました。
文責 監督・露木慎吾